ネトゲ廃人の末路

ネットゲームにハマり15年以上引きこもった体験談

つわものどもが夢の跡

https://stop-netgame.hatenablog.com/entry/2018/06/09/042351

※初めての方は上の記事から順にお読みください。

 FINAL FANTASY XI(以下、FF11)には倒せば貴重なアイテムを落とすものの、リアルタイム三日に一度しか遭遇出来ないレアなモンスター(以下、HNM)がいました。

 戦闘機会を逃せば再戦出来るのは早くて三日後ですが、多少誤差があるので±数時間はいつ出現しても対応出来るよう、その間出現ポイントに張り込む必要があります。*1

 運良く戦闘する機会を得ても強敵なので倒すには10人から20人程の協力が必要。つまり、安定して定期的に狩るには数十人単位でチーム(以下、HNMLS)を組む必要がありました。参考リンク

 構成員が少なかったり、時間ごとにメンバーのログイン時間が偏っていたりすると、大物HNMを狩るにはそれこそ「廃人でニートな生活リズム」でないとマトモに成り立たない。そのため、ログイン時間がそれぞれ異なり大人数の構成員をどのような時間でも安定して集めることができる状態が好ましいとされる。

 そういった過酷な条件から、先の記事でも述べた「廃人」達がHNMLSでは歓迎される傾向があり、24時間いつでも自由の効く私は重宝されていました。人が少ない時間帯には、寝ている時間だろうがお構いなしに電話で起こされ、ログインさせられる人もいたり、ゲームを中心に生活が回っているといっても過言ではない、そんな毎日でした。

 HNMLSに所属するような廃人はトイレの時間すら惜しいから空のペットボトルに用を足す、といった噂が流れたこともありましたが、さすがにそこまでのことは私の周りでは無かったです。ただ、火の無い所に煙は立たぬと言いますか、そういう話も出るほど血眼になってHNMを追い求めていた姿は病的だったと言えるでしょう。

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 苦難を乗り越え手に入れたアイテムは健全なプレイをしている人にはまず手に入れることが出来ない代物で、ゲーム内では大きな自慢になります。そもそもHNMを狩れる環境にいる、チームに所属しているだけで、羨望の眼差しを向けられることすらあったので「自分は選ばれた人間だ」などと勘違いすることもありました。
 廃人達は現実世界では普段味わえない高揚感・多幸感で満たされ、その結果、更にゲームに依存していきます。(この文言、もう麻薬そのものですね)前の記事でも少し述べましたが、承認欲求自己顕示欲の強い人ほどネトゲは危険と言えるでしょう。
 最近、WHOがゲーム依存症を精神疾病と認定したというニュースもありましたし(参考リンクネトゲの危険性についてはもっと浸透していくべきだと思います。


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*1:最初に攻撃を仕掛けたパーティ(グループ)にしか交戦権が無いので同目的のライバルより先に手をつけなければならない