ネトゲと引きこもり

https://stop-netgame.hatenablog.com/entry/2018/06/09/042351

※初めての方は上の記事から順にお読みください。

　先日、元農林水産事務次官の男性が自宅で長男を殺害するという痛ましい事件がありました。元高級官僚の男が実の息子を刺し殺すという衝撃的な内容は大きな話題となりました。

　詳細は検索すればいくらでも出てくると思いますが、この殺された長男はドラゴンクエスト10（以下、ドラクエ10）のヘビーユーザーだったようで、本人のものと思われるTwitterアカウントのプロフィールにはサービス開始初日から毎日ログインしている旨が書いてありました。更には親の金でゲームに月30万以上課金しているという話も。

　ドラクエ10はオンライン専用のゲームであり、所謂ネットゲーム（オンラインゲーム）の一種になります。その界隈では有名人だったらしく、ネトゲ廃人だったと言えるでしょう。当ブログ名は「ネトゲ廃人の末路」ですが、まさに、といったところです。
　四六時中ログインしているようなネトゲ廃人は十中八九引きこもりです。ゲームの中では仕事をしていることを匂わせたり、リアル付き合いがあるような態度を取っていても、実際はほぼ引きこもりと見て間違いありません。断言します。

　殺された彼も引きこもりがちの生活だったようですが、そのような生活を続けていると現実よりゲームの世界のほうを優先するようになり、それを邪魔するものには攻撃的になる傾向があります。この事件も発端は家庭内暴力だったとか。

　頭の中ではこのままではいけないと思いつつ、優先順位で一番にくるのはゲーム。他のことは全て後回しになり、気づいた時には手遅れ。最近は引きこもりの高齢化が進んでいて、40～64歳では61万人以上にもなるという調査結果（リンク先ニュースサイト）も出ています。

　このような状況から「8050問題」とまで言われるようにもなりました。80代の親が50代の子を支えるという問題です。養い続けてきた親が亡くなったら、それまで何もしてこなかった50代の子どもはどうなるのか。今回の事件のケースは76歳と44歳という関係だったことからも、身近な問題になってきたことが伺いしれます。

　ネトゲは引きこもりを量産する危険な存在です。自制出来ると思って軽い気持ちで始めるのが一番危険です。人生を破滅させたくなければ絶対に手を出さないで下さい。

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