ネトゲ廃人の末路

ネットゲームにハマり15年以上引きこもった体験談

身から出た孤独

https://stop-netgame.hatenablog.com/entry/2018/06/09/042351

※初めての方は上の記事から順にお読みください。

 今、私には現実世界での友人が一人もいません。

 学生時代…私がネットゲーム(以下、ネトゲ)を始める前まではたくさんの友人がいたのですが、ネトゲを始めてからは時間をほぼそちらに費やすようになり、友人と遊ぶ時間が徐々に減っていきました

 学校を卒業してからは更にその傾向は強くなり、最終的には友人からの誘いや、連絡すらも煩わしく感じるようになり、返事をしなくなりました。交友関係を自ら完全に絶ったのです。
 これがネトゲの恐ろしいところで、プレイ中のゲームのこと以外がどうでもよくなり、余計な情報を極力排除しようとします。酷い時には食事時間すら惜しくなり、プレイに没頭。空腹感もその間は感じなくなるので、いつの間にか体はやせ細り、病院に担ぎ込まれ、そこでようやく倒れたことに気づくという、そういった例もあります。

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 交友関係を絶ってから幾年かの時が経ち、ゲームにかける思いも落ち着いた頃。ネトゲ以外にも目を向ける余裕が出てくるのですが、その時はじめて自分の周りには誰もいなくなっていた事に気がついたのです。

 ネット上にはゲームを通じて知り合った方達が何人かはいるものの、現実世界で連絡を取れる友人は誰一人おらず…というより、自分から声をかけられる状態ではなくなっていました。
 私はネトゲを何年もの間引きこもってプレイしているうちに対人恐怖症とも言える状態になっていたのです。自分自身に自信が持てず、人前に出ることにどうしようもない恐怖を感じるのです。

 持てる時間を全てゲームに費やした結果、本来であれば様々な経験を積んで成熟しているであろう年齢にも関わらず、人間としての中身は空っぽなままの自分をひたすら自己嫌悪し、そんな自分に向けられる他者からの視線気になって仕方がありません。
 そんな状態なので、現実世界では友人と顔を合わせられるわけもなく、こちらから連絡しない(出来ない)のは当然として、極稀にある向こうからの突然の連絡すら、完全に拒絶していました。引きこもる前の自分を知っている友人に、今のどうしようもない自分を晒すという行為がどうしても耐え難いものだったのです。

 そういったことを何年も続けているうちに友人からの連絡はいつしか完全に無くなり、誰一人友人と呼べる人がいないという状態になってしまったのです。

 こんな自分でもいつかは自立して人前に臆すこと無く立てるようになりたいとは思っています。そして、そうなった暁には、都合のいい話ではありますが、友人達に全てを話し、逃げ続けてきた日々を清算できれば… 


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