FFは遊びじゃない
https://stop-netgame.hatenablog.com/entry/2018/06/09/042351
※初めての方は上の記事から順にお読みください。
前回に引き続き内面の変化について述べていこうと思います。
私がプレイしていたゲーム、FINAL FANTASY XI(以下、FF11)では最大6人でチーム(パーティ)を組めたのですが、ゲームの基本となるレベル上げでは6人でパーティを組んで行うことが一般的でした。
ゲームを始めて間もない頃は細かいことを気にせず遊んでいたのですが、ゲームを続けていく中で徐々に効率的にモノを考えるようになり(前記事参照)、いつしかレベル上げですらきっちり稼げるようにパーティを構成しないと納得出来ない質になっていました。
FF11でパーティを組む場合、リーダー役の負担は非常に大きなものでした。細かい事情は割愛しますが、昨今のゲームと違い、まずメンバーを揃えるのに一苦労。更にパーティの仕切りから何から何までリーダーひとりでやらなければならず、パーティの出来はリーダー次第といっても過言ではありません。課せられる責任は大きく、責任重大。そのため、率先してリーダーをやる人は少なかったです。
しかし、言い換えれば自分の力量次第でいくらでも稼げるパーティに出来るということ。適当なリーダーのパーティに入るくらいなら自分でリーダーをしたほうがいいと私は考え、自らリーダー役をやるようになりました。
メンバーを吟味し、狩場の情報を仕入れ、パーティ解散までのプランをしっかり練り上げる。効率的な稼ぎが出来るよう、ひたすら努力しました。以前の私なら稼ぎは二の次で、ワイワイ楽しめればそれでいい、そう考えていたでしょう。
それだけ気を使ってパーティを作るわけですから結果は上々。大方稼げるパーティは作れていたと思います。ただ、失敗出来ないというプレッシャーは大きく、パーティを組むのが苦痛に感じることもありました。
メンバー勧誘の際には気を悪くされないように言葉には常に気をつけていましたし、パーティを組んでからも場の空気を悪くしないために会話を色々振ってみたり、気苦労は耐えません。
実際はそこまで必死にならなくてもいいのでしょうが、どうしても完璧を求めるあまり必要以上に頑張ってしまう自分がいて、そのせいでゲームを純粋に楽しめているとは言い難い状況に陥ります。リーダーとしての仕事を全う出来れば達成感はあるものの、これでは何のためにゲームをやっているのかよくわからない、そんな状態。とにかく失敗するのが怖かったです。過去に「FFは遊びじゃない」という迷言もあったのですが、あながち間違いとは言えないレベルでした。
自分以外のリーダーのパーティに参加した時はこの性格が災いし、自然と自分の場合と比較するようになっていました。それで稼げなかったら全く楽しくないのです。本来ゲームといえば過程を楽しむべきなのに、結果が全てになっていました。
かつてはパーティで遊べればそれで良かった、チャットで一喜一憂出来ていたあの頃に比べたら、冷めきった自分がいました。
効率を突き詰め、自分の立てたプラン通りに事が進み、結果が出せれば達成感もありますし、それはそれで楽しいものです。どのプレイスタイルが正解とは言えませんが、ネトゲを介してゲームを楽しむ姿勢に変化があったのは事実です。
当記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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