ネトゲ廃人の末路

ネットゲームにハマり15年以上引きこもった体験談

思考の変化

https://stop-netgame.hatenablog.com/entry/2018/06/09/042351

※初めての方は上の記事から順にお読みください。

 ネットゲーム(以下、ネトゲ)を続けてきた中でモノの考え方が大きく変わりました。今回はその話をしようと思います。

 ネトゲを始めてすぐの頃は物事をあまり深く考えず、単純にゲームを楽しむだけで、友人達とチャットで会話をしては自由奔放に遊び回っていました。
 何かをやる時は仕切っている人に付いて行くだけで、基本的に細かいことや進行は人任せ。周りに合わせて適当にやり過ごしていました。

 現実で例えると、体育の授業でサッカー部やバスケ部の連中がガチでやりあってるのを横目に後ろの方で友人と会話しながらだらけてるような、そんな感じのプレイスタイル。

 それでも、たまに良いアイテムが取れたりしたら友人達と喜びあったり、ゲーム自体は楽しんでいました。自分でいうのもなんですが、ゲームなんて人それぞれ楽しみ方があるわけですから、他人に迷惑でもかけてさえいなければ自由に遊べばよくて、当時の私のプレイスタイルもアリだと思うし、そんな人は大勢いました。


 しかし、とある出来事をキッカケに変化が訪れます。私がプレイしていたネトゲ非常に難易度の高いコンテンツが追加されたことがありました。前述したように、その頃の私のプレイスタイルでは敷居が高く、縁がないものだと当初は諦めます。ただ、報酬は非常に魅力的で、悶々とした日々を過ごすことになります。

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 そんなある日、仲の良かった友人が「一緒に頑張ってみない?」と声をかけてくれたことがありました。最初は冗談かと思いましたが、熱意は本物で、私も徐々に気持ちが揺らぎ、悩んだ末、クリアへ向けて活動に参加することを決意。その日から挑戦が始まりました。
 通常、何かに挑む時はあらかじめネットで攻略情報を調べるのが常でしたが、当時は難易度のせいもあり、ろくにプレイしている人も少なく、攻略情報はほとんど出回っていませんでした。何もかもが手探り状態で、自分たちの力で攻略を確立させるところからのスタートになりました。毎日試行錯誤を繰り返し、答えを導き出す作業が続きます。
 以前の私ならばリーダーの指示に従うだけでしたが、件のコンテンツは参加者全員が自ら考え行動しないと攻略は難しく、そうした環境に置かれたことで自分自身で効率的に物事を考えるようになっていきました。
 どう進んでどう処理するのがベストなのか。コンテンツに突入する度にメンバーと話し合い、反省を繰り返す日々。この活動の中で大げさに聞こえるかもしれませんが、考える力を養えたと思います。

 ただ、その弊害と言いますか、逆に適当に遊んでいるような人を見るとイラッとするようになり、俗に言う効率厨」化したことは自覚しています。


 これらの変化はゲーム内に留まらず、現実世界(以下、リアル)でもみられ、実生活でも現実的で効率的な思考になったと思います。

 例えば、買い物に行くだけでも店までの道筋を無駄の無いよう綿密に計画を練ってみたり、どの順で店を回れば時短出来るかなど、些細なことでもついつい考え込んでしまうことは多々あります。むしろ、効率化すること自体を楽しんでいる節すらあります。
 この変化が良いか悪いかは別にしても、ゲームによってそれまでの常識が一変してしまうほどのことがあったということは事実。それだけネトゲがプレイヤーに与える影響力は大きく、場合によっては危険な存在になり得るのは言うまでもありません。


当記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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