甘美なるFFへの誘い

https://stop-netgame.hatenablog.com/entry/2018/06/09/042351

※初めての方は上の記事から順にお読みください。

私は大学受験に失敗し、浪人することになりました。それでも、ファンタシースターオンライン（以下、PSO）を止めることは出来ずにいました。

　正確に言えば「このままでもなんとかなるだろう」という、何の根拠も無い謎の自信を持っていて、ゲームを止めるという選択肢自体がゼロでした。
　昼間は予備校に通い、夜はPSO。そんな生活を続けていたある日、PSOでの友達がこう打ち明けました。

「5月にファイナルファンタジー（以下、FF）のオンライン版が出るからPSOは引退してそっちへ移動する。」
　本格的なネットゲーム（以下、ネトゲ）をプレイしたことがない人からすれば「引退」という表現は大げさに聞こえるかもしれませんが、ネトゲはいくつものゲームを掛け持ちしてプレイすることは難しいので、本格的にやるなら一つのゲームにしか打ち込めません。別のゲームを始めたら元のゲームに戻ってくることは基本的には無いので、引退という表現は妙にしっくりきます。

　それはさておき、FFといえば誰もが知る国民的ゲームタイトルの一つ。そのFFがオンラインゲームとして登場する訳ですから、気にならない訳がありません。…と、本来ならなるべきところなのですが、その時の私はPSOのことしか頭に無くて、実はそれほど興味を持てずにいました。ただ、その友達は特に仲の良かった人であり、熱心に誘ってくれたので、それならと一緒にPSOからFFへ移ることにしたのです。

　この瞬間、ネトゲを止めるどころか、別のゲームにまで手を出すことを決めたのです。このことからも冒頭で述べた「ゲームを止めるという選択肢はゼロ」という心境がよくわかります。　

　他の友達の中にはこの騒動を機にネトゲ自体から離れる人もいました。私も本来やるべきことに気づき、その決断が出来ていればまた違った人生を送れていたでしょう…。

---

当記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

面白い、続きが読みたいと思われた方は上のバナーを1日1クリックして頂けると嬉しいです。ランクに結果が反映され励みになります。（ランキングサイトに飛ぶだけです）